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こんなヤツと仕事がしたい ブログトップ

彼女が誰かは行けば分かる。うどんが旨いかは食べれば分かる! [こんなヤツと仕事がしたい]

 ファーストフードにはいなくてはならない人がいる。けれどそんな人がいる店は少ない。
 はなまるうどん 新橋第一ホテル前店には彼女がいる。

 「すごーい。400円になります。」
 1円単位のメニューの多いはなまるで400円という切りの良さは珍しい。それを素直に言葉に出すのが彼女だ。けっして私が選んだ組み合わせがいつもより100円以上も高かったことがすごい訳ではない。

 彼女がレジを担当している時、その声は店を明るくする。
 笑顔と時々発せられるちょっとした一言。どれもが知り合いに対するような親密さを持ちつつ、店員とお客という関係のバランスを忘れていないように見えるところが最大の魅力だ。

 彼女は純粋にこの仕事を楽しんでいるんじゃないかな。お客とのやりとりを聞いていて思う。
 「いらっしゃいませ」「いつもありがとうございます」店内に響く彼女の声を聞きながら啜るうどんは胃も心も温かくする。


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共通テーマ:グルメ・料理

Dr.川辺 [こんなヤツと仕事がしたい]

 プレッシャーのかかる仕事が回ってくると、途端に左上の歯が痛くなってくる。5年前に治療した歯で神経はもう通ってないはずなのだが、歯の根のあたりがズキズキと痛む。 2年前、今とは別のデンタルクリニックで診てもらった時には、「治療はキチンとされていてレントゲンでも問題はないです」と言われてしまった。確かに、プレッシャーから開放されると痛みもいつの間にか消えていた。

 そのデンタルクリニックは我が家から少し離れていた。ただ、近所の人に良いデンタルクリニックを知らないか尋ねた時に2回耳にしたのがきっかけで通うことになった。
 Dr.川辺は50歳代後半。メタボリックシンドロームを抱えているであろう体型と、笑うと開いているかいないのかわからない目が印象的な人だった。
 痛みを訴えると、歯の状態を検診し「前の治療はしっかりとされているようですし、歯にも穴は見当たらないので虫歯ではないようです」と以前の担当医と同じ台詞を返してきた。私がガッカリする前に言葉が続いた。
 「ただ、この歯は他の歯よりも噛んだ時の圧力が掛かりやすいので、歯肉に炎症を起している可能性があるのでその辺を疑ってみましょう」
 歯に風を当ててもしみないことを確認すると、「ちょっと響くかもしれません」といってコツコツといくつかの歯を叩いた。叩かれると対象となっている歯だけが特別な響き方をした。
 「やはり、歯の根の回りが炎症を起しているようですね。炎症を押さえる薬を塗っておきますので1週間様子をみましょう」

 1週間後、痛みが治まっていないことを伝えると、どういう時に痛みが出るかを尋ねてきた。プレッシャーを感じると無意識に歯ぎしりしてしまい、気づくと歯がズキズキと痛んでいると伝えた。
 「歯の圧力が掛かっている場所を少し削って、他の歯に圧力を散らしましょう。それから根の部分に薬が浸透しやすいように、治療したところを開いて薬を埋めましょう」
 翌週は、口の中に薬臭さが充満することがあることを伝えると
 「バンテリンはご存知ですか?関節の炎症を皮膚に塗って抑える薬なんですけど・・・。あれと同じような原理で、歯の内側に埋めた薬を浸透させることで炎症を起している部分へ薬を届かしています。ただ薬臭さが強い場合、歯の内部に亀裂が入っている可能性もありますので、もし1日中薬臭さが抜けなかったりしたらすぐに連絡してください」
 ちょっとした変化を伝える度に、Dr.川辺は治療中の歯の状態と合わせて詳しい説明を返してくれた。年明けには治療も終わり、ここ数年悩んできた歯痛ともさよならできるらしい。


 Dr.川辺、患者の小さな声に耳を傾け、口の中で起こっていることをわかり易く伝える能力で彼の右にでるものはいない。


オーシャンズ13 [こんなヤツと仕事がしたい]

 6月をもって後輩が1人会社を去ることになった。
 通年で社員募集をかけつつも新規の採用はここ2年近くゼロ。全くなし!その間に辞めていった仲間が3人。そして今回4人目。

 「こんなヤツと仕事がしたい」なんてことは言ってられず、「とにかく誰か一緒に仕事をしてくれぇ」と口から出かかる言葉をぐっと堪えて考える。こんな時こそじっくりと対策を練る必要があるはず。
 世間は好景気。大手が採用を増やしているこういう時期は中小企業の採用は厳しい。ただ、中小だから入社したいという私のようなひねくれ者も少なからずいるはず。そういう人にいかにアピールしたら良いのか?


 Q.あなたは求人誌を見ています。給料や福利厚生では他社と目立った違いはないのに、ある中小企業の面接を受けてみたいと思いました。さてその企業の募集にはなんと書いてありましたか?


 私の答え
「オーシャンズシリーズの3作目のクランクインに合わせて、○○○株式会社は6月に13人で再スタートします。4作目5作目の主役を目指して私たちと一緒に働いてみませんか?」

いまいちどころか誰も来ないな・・・


ええ加減なヤツ [こんなヤツと仕事がしたい]

 「ちょっと暑かったんで木陰でボーっとしてたら1時間経ってました。講談社に行ってから帰ります」
 水沢君(仮名)は電話口で悪びれることもなくさらりと言う。
 先輩からアルバイトの管理を引き継いだ時に「水沢がいる時は任せちゃっていいから」と言われたが、なぜ先輩が彼に一目置いているのか全くわからなかった。

 8年前、編集部を追い出された自分は営業部に転属になった。そこで最初に任された仕事がアルバイトの管理だった。彼はその時のアルバイトのリーダーだ。
 仕事は、まずその日に出稿を予定している雑誌と出版社のリストをアルバイトに振り分ける。それぞれが担当の出版社から見本を受け取って帰り、クライアントの記事や商品の掲載を記録する。それをクライアント別に仕分け梱包して、あとは配送会社にお任せで終わりになる。

 彼の最初の印象は「困ったちゃん」だった。自分が仕事を覚えるためにアルバイトと一緒に出版社を回ると、他のアルバイトは律儀にスケジュール通りに回り、予定の時間前には会社に戻った。
 「お茶して行きません?今日はゆるいとこ選んだんで予定の1時間前には終わりますよ」
 彼は会社から出て早々に言ってのけた。返答に困っていると
 「自分がおごるんで行きましょうよ。昨日、ゼミの飲みがあって自分が幹事だったんです。一次会終わった時に教授が3万くれたんですけど2万しかおいてこなかったんで、金あるんすよ」
 その場はおさめて出版社に行くと
 「ここ社員用の本屋があって雑誌とか2割引で買えるんですよ。行ってみません?」
 そんな具合で、行く先々で何かしら仕掛けてきた。ペースにはまると面倒かなと思い、適当にあしらってその日は終わった。
 内情をよくわかっていない自分が口をだすのもはばかられ、しばらくは様子を見ることにした。とりあえず、営業部の面々は彼に親しみを持っていたし、アルバイトのメンバーも彼を信頼していた。

 一週間ばかり様子を見て、みんなが彼を好きな理由がわかってきた。シフトに入ったメンバーが多い時にはだらだらと過ごしているが、メンバーが少なかったり出稿に遅れが出た時など途端にフットワークが軽くなる。
 「今日はちょっと回るところが多くなってしまったんだけど、よろしく頼むわ」
 普段の倍近いリストを渡すと
 「マジっすか自分徹夜明けでしんどいんですよねぇ」
 と言いながら一番ハードなコースを担当する。
 当時アルバイトの半数ぐらいは携帯を持っていたようだが、番号を社員に教えてくれていたのも彼だけだった。他のアルバイトから出稿遅れの連絡が入り、彼に電話をかけると「自分が残りの出版社を回る」とか「ムラさんもそっち方面なので連絡をとってみる」とか咄嗟の機転が利いた。


 「あんなだけど、気ぃ遣い屋なんだよ。人前だとわざとサボるけど大目にみてやってな」
 先輩は頃合いを見計らったように言った。

 「人と同じってなんかカッコ悪くないですか?」
 一緒に飯に行ったとき彼は言っていた。

 水沢君は自分らしさを表現するためにがんばっていたのかもしれない。

 


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こんな人と仕事をしていました [こんなヤツと仕事がしたい]

中橋さん(仮名)から飲みに誘われたのは、入社して二ヶ月経ったか経たないかぐらいのころだった。気は全然進まなかったが「終電まで一時間ぐらいあるだろう。ちょっと付き合え」という有無を言わさぬ誘い方で、行きつけらしい居酒屋に連れて行かれた。

中橋さんは嘱託の編集者としてある週刊誌の連載を一人で担当していた。とても丁寧な仕事をする人で社内での信頼も厚く、連載は中高年に人気が高かった。年齢は60歳前半ぐらいだったろう。仕事上は関係がなく年齢も離れていたので、左斜め前の席に居ながらもしばらくは挨拶程度の付き合いだった。それが一ヶ月もすると、何かの折に目が合うと一言二言声を掛けてくるようになった。
電話が終わると「言葉に感情が出すぎるなぁ。気をつけた方が良い。」とか、帰る間際に「資料、整理してから帰ったほうが良いんじゃないか。明日は朝から打ち合わせだろう。」などなど。入社早々ほぼ終電帰り休日なしで働いていた身としては親身の助言も小言ぐらいにしか感じられなかった。

飲みの席でも小言を言われるのだろうと覚悟していたのだけれど中橋さんはほとんど喋らず、時折顔見知りらしい女将と料理の話をする程度だった。居心地の悪さから仕事や会社について感じていることなど話そうとすると、「そういう話はまた今度にしよう」と腰を折られ会話は続かなかった。その日は二人カウンターに並んでほとんど会話もなく酒を飲むだけだった。
その後も会社ではことあるごとに注意を受け、時折飲みに誘われた。二度目以降は、尋ねさえすれば少ない言葉で自分のことや仕事のことを話してくれた。

自分がその会社を退社して以来八年、中橋さんには会っていない。すっかり忘れていたのだけれど、社会人になってから接した人について書いてみようと思ったとき、真っ先に頭に浮かんだのは中橋さんだった。「こんなヤツと仕事がしたい」カテゴリーでは失礼かとも思ったけれど、どうしても最初に書いておきたかった。もし今一緒に仕事をしていたとしたらどんな関係を築いていたのだろうと思う。


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こんなヤツと仕事がしたい [こんなヤツと仕事がしたい]

サラリーマンやっていると一緒に仕事をするヤツを選ぶの難しいじゃない。もし、自分で選ぶことができる環境にあるならこんなヤツと仕事をしてみたいなっていうのがあります。それは

「気付いてくれるヤツがいたらうれしいな」ってな感じの小細工をしているヤツ。ただし、以下のポイントをクリアしていること。
1.通常業務は普通にこなしている。
2.小細工は気付いた人が少しだけハッピーになるくらいのもの。
3.アピールはしないけど気付いて欲しいという気持ちを持っている。

3番目は特に重要。「誰も気付かんでもええ、これは俺のためにやってるんや」なんていう行為はプライベートでやってください。小細工を仕掛ける方も「こういうことに気付いてくれるヤツと一緒に仕事をしたい」ぐらいの気持ちでやっていれば相思相愛。ありがたきことこの上ない。まぁ、それはそれで嫌味な感じも受けるけどね。

ちょっと書いてみて他にもいろいろとあるなぁと思ったので、また書きます。


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