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哲学の深みにははまれそうにない [偽善者の日記]

 偉人達の残す逸話はいい。
 古代ギリシャの哲学者ディオゲネスの逸話を知っている人は多いと思う。

紀元前336年、アレクサンドロス大王がコリントスに将軍として訪れたとき、ディオゲネスが挨拶に来なかったので、大王の方から会いに行った。ディオゲネスは、体育場の隅にいて日向ぼっこをしていた。大勢の供を連れたアレクサンドロス大王が挨拶をして、何か希望はないかと聞くと、「あなたがそこに立たれると日陰になるからどいてください」とだけ言った。帰途、大王は「私がもしアレクサンドロスでなかったらディオゲネスになりたい」と言った。

 『哲学な日々』の著者は「哲学の先生って、研究室で、何をしているのですか?」という高校生の問いへの回答の中でこの逸話を紹介しこう締めくくる。「いい話ですよね。だから何だというわけでもないですが」
 余計な一言が多い人は世の中に私を含め五万といるが、哲学者のそれはシンプルで面白い。大笑いさせてくれる人は芸人に、くすりと笑わせてくれる人は哲学者になるのかもしれない。


哲学な日々 考えさせない時代に抗して

哲学な日々 考えさせない時代に抗して

  • 作者: 野矢 茂樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/10/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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コメント 2

もっきー

ところで、ディオゲネスの逸話ばかりがクローズアップされていていますが、そういう哲学の先生の回答も気になるところです。

『オ○ニーだよ、男だろ』とか元も子もない回答ではないはずです。

あくまで僕の予想ですが、この野矢先生はまともに質問には答えずに『反対に聞くけれども、君たちは研究室の外では何をしている?僕は君たちが外でしていることの逆のことをしているまでだよ』ともっともなようなわけのわからない回答をしているはず。

要するに哲学者≒偏屈者ってことになんでしょうかねー。
by もっきー (2016-03-17 10:32) 

パキ

> もっきー さん
ブッブー。本書を読む限りでは野矢先生は真摯に質問に答えているようです。
もっきーさんのその深読みは哲学者に向いているかもしれませんよ。得意の下ネタを封印すれば。

by パキ (2016-03-19 23:03) 

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