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首にできた温泉饅頭 [・・・なこと]

 首に吹き出ものが出来た。
 放っておけばそのうち収まると思っていたら、温泉饅頭よりも大きくなってしまった。上を向くと突っ張るうえに痛い。話をした職場の後輩、小学生以上の家族の全員が病院に行った方が良いという。
 今朝、合わせ鏡に映る温泉饅頭が赤みを帯びて、異様な存在感を放っているのにビビり病院に行った。看護師に指示されるままにベッドにうつぶせになると、後ろから登場した医者は私がその姿を捉える前に「切開しましょう」と一言。予想はしていたけど早すぎる。しかも選択肢なし!うつぶせのまま切開に突入した。
 麻酔はうったが温泉饅頭がでかすぎて奥の方までは効かない。切った後に膿を絞りだす工程が痛い痛い。一方その治療中、医者が良くしゃべる。温泉饅頭の学術的な呼び名やその語源。どんな体質の人がなりやすいか、どんな食べ物を食べたら良いか。こちらはいやな汗が全身から噴き出るくらいに痛みに耐えているのだがお構いなし(今思えば少し気は紛れていたかもしれない)。
 膿を出し切り消毒すると、後の工程は看護師に移り、その医者はまともな対面もないままにカーテンの向こうに行ってしまった。お礼の一言ぐらい受け取れや! 

 膿を出したからといって腫れは引かない。家に戻ると心配していた子供たちが寄ってきたので「大丈夫、お饅頭はまだ首にあるよ」と笑顔で伝えた。月曜日「うちのお父さん、首にお饅頭があるんだよ」と友達に触れ回る子供の笑顔が浮かんだ。

丸善が私のスーパー銭湯 [偽善者の日記]

 我が家には書斎があった。机の上にノートパソコンと無造作に並んだ本。手狭ではあったがあれは確かに書斎だった。使わなかったけど・・・

 子供の頃から家では机に向かう習慣がなかった。今も家にいるとき、大抵のことは居間の卓袱台で済ませる。仕事など集中したいことがある時は、子供たちを居間から追い出す。
「私には書斎なんて必要なかったのだ」と思っていたのだけれど、書斎に求めるべき機能が違っていたのかもしれない。『書斎の鍵』は「書斎は心の浴室」と説く。何じゃそれと思った人、是非読んで欲しいです。

 本屋や図書館で背表紙を眺めるのが好きで今も職場への行き帰りにフラフラと立ち寄る。興味のあるテーマのコーナーからはその分野で知るべき全容を推し量る。新刊のコーナーの前では、最近他で得た情報の扱われ方を見る。好きな作家の作品が置いてある棚は、新刊が出ていなくても時々覗く。そこに並ぶ作品を眺め、以前読んだ内容を反芻する。

 書斎が心の浴室であるならば、小さな書店は心の温泉旅館。大型書店はスーパー銭湯といえるかもしれない。


書斎の鍵 (父が遺した「人生の奇跡」)

書斎の鍵 (父が遺した「人生の奇跡」)

  • 作者: 喜多川 泰
  • 出版社/メーカー: 現代書林
  • 発売日: 2015/06/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



スケジュール帳(前置きのみ) [こんなん作りました]

 スケジュール管理は、以前紹介したものを進化させて、A4の用紙を蛇腹状に4つ折りにした時、それぞれの面に1週間分のカレンダーが縦に並ぶように印刷したものを、横に数枚つなげた自作のスケジュール帳を使ってきた。現時点から数週間先の予定を常に一覧で俯瞰できる『超整理手帳』の一番の特徴をパクったものだ。
 書き込むべき予定が少ないためそれなりに重宝していたのだけれど、印刷元のカレンダーも自作のため「カレンダーを更新」→「印刷」→「折り畳んで使用中の手帳の最後に貼り付け」→「用済み部分の切り離し」という作業が面倒になってきた。
 で、もうちょっと手軽に運用するにはマンスリータイプが良いかと思っていたら
、通りがかりの文房具屋のセール品の棚でこちらを見つけた。49901680972251-418.jpg 
 なんと108円!
 若干かさばるが、台紙もついている大きめのカレンダーに書き込む手軽さが好感触。ただ両面印刷というのがいただけなかった。月末が近くなってきた時、1,2週間先の予定の確認にストレス発生。大抵の予定は1,2週間以内に発生するからこそ、この前まで使っていたタイプに利便性があったのだ。

 求める姿は見えた!ネットで該当しそうな商品を探したが、主要ニーズをリーズナブルに満たす単品は見当たらない。ならばイメージを膨らましながら100均を散策するのが一番。塩ビのカードケースのコーナーで良いものを見つけた。後は色画用紙があればプロトタイプには十分。ホクホクで帰路についた。

次の一歩は何が良いのでしょう? [だれか教えて]

 高校時代、数学の意味不明さに圧倒され、赤点をとらないためだけのテスト法を編み出した。穴だらけのテスト法ではあったが目指している到達点が40~50点台だったため、常に目標は達成し補習や再テストなどには引っかからなかった。高校卒業後は、数学の臭いの強い場所には近づかないことを信条にする必要もないくらい文系力だけで生活ができた。
 と、ここまで読めば察しがつくように、どうも最近数学力を求められるような空気感にさらされている。なんとなく適当に本能と運に任せて、数学的問題を右から左に受け流していたが、もやもやの堆積が白亜紀から現代までの地層分ぐらいになったところで観念した。

 求められている数学力の概略ぐらいは知っておこう。
 数学関連の本棚の前で「はじめに」と「あとがき」そして「目次」を眺めて決めたのがこちら。

はたらく数学 25の「仕事」でわかる、数学の本当の使われ方

はたらく数学 25の「仕事」でわかる、数学の本当の使われ方

  • 作者: 篠崎 菜穂子
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2015/05/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 具体的な利用場面を物語仕立てで説明してくれる程良い文系臭と、目にやさしい数式の少なさに魅力を感じて読み始めると、1時限(第一章)は円周率関連ですんなり頭に入った。2時限、3時限・・・10時限、もしかしてポテンシャルは高かったのかもしれないという自惚れが顔を覗かせる。もちろんそんなことはないだろうことも予感していた。
 各時限の終わりに「いつ学ぶの?」という節があり、扱った内容をいつ頃学んだかご丁寧に解説してくれている。私の仕事関連の内容は多少難しくても理解できたけれど、それ以外で高校レベルの数学の理解力が求められる時限は「目蓋にも重さってあるんだね」と生活の中の物理に思いを馳せてしまったりした。

 弱い部分はわかった。わからないところもわかった。ここでくじけないための次の一歩がわからない。


ふり幅の広い人でありたい [偽善者の日記]

 常識的で堅物だけど抜けたところがある主人公の政と、非常識だけど人情の機微に敏感な源。『政と源』は73歳の幼なじみの交流を主軸にした三浦しをんお得意の凸凹コンビの物語。主役をじいさんにすることで人生の重みという安定作用が働き、他作品で感じた男としてちょっと恥ずかしくなる友情の過大美化が気にならない。私としては、他の有名な賞をとった作品より好きだ。


政と源

政と源

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2013/08/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 このところ仕事関連の本ばかり読んで、頭が効率的に文字を追うようになっていたのでじっくりと味わうように読んだ。政のようなキャラクターになるかのように突き進んでいたが、本書のおかげで自分の源的な一面を掘り起こせて、ちょっとした軌道修正になったと思う。


 読後にふとわいた疑問。私の周りは私の中に常識的な堅物と非常識な異端児のどちらを見ているのだろう?


わが街の注目企業 『井上スパイス工業株式会社』 [偽善者の日記]

 数年前、ちょっと覗いた地元のお祭りで食べたカレーが、自治体主催のお祭りレベルに収まらないおいしさで『井上スパイス』の名前が胸に刻まれた。井上スパイスはその名の通り、香辛料やレトルトカレーのメーカーで、飲食店を経営しているわけではない。なので特製カレーが食べられるのは年に一度のお祭りの時だけ(と思っていた)。お祭り以外ではスーパーの地元食材コーナーでアッピーカレーをたまに買うくらいのちょっと物足りない関係がしばらく続いた。
 そんな片思い的な間柄に新たな展開を与えたのが、地域のコミュニティマガジン。なんと昨年の12月に本社敷地内に飲食店を出店していたとのこと。企業サイトも確認すると4月にはカレー祭りなるものも開催していたらしい。カレー祭りを逃したショックは大きく、自分の情報感度の低さを大いに悔やんだ。

 井上ラブから文章を書き始めたけど、スパイスがピリッと効いた記事にならない。つべこべ書かずにまずはカレーを食べに行けということだな。


人にはそれぞれの流儀があるのかも [・・・なこと]

 毎週火曜と金曜にその男は白いクラウンに乗って現れる。燦然と輝く王冠。丁寧に磨き上げられたボディ。雨の日にはゆったりと静かな停車にも関わらず、水滴が玉のように転がり落ちる。
 体に合ったスマートなスーツを着こなし、男は颯爽とクラウンから降り立つ。優雅にクラウンの後部に回り、荷物を2つ手にする。男がいる間、ここは東京プラトンの降車場。私は新人ベルボーイ。「姉さん事件です」とつぶやきながら男に近づく。

 ふと我に返れば、ここは住宅街のゴミの集積場。狭い道路へのクラウンの進入は結構迷惑です。

増やすという使命を持って生まれてきたに違いない [・・・なこと]

「そんな当たり前のテーマで書いた本が売れるなら、私も書こうかな」
 私が読んでいる『モノが少ないと快適に働ける』の表紙を見ていた妻が呟いた。その分野で確固とした地位を築いた人が書くから売れるんだよぁ、とは思ったがもちろん口には出さない。我が家からベストセラー作家が生まれる可能性は捨てたくない。
 さて、著者は仕事に使用する道具を"快適最小"にまで絞り込むことで、モノに関わる雑事に取られる時間やストレスが減り仕事に集中できると説く。その内容に大いに納得し、自分の仕事にもそのエッセンスを取り入れようと思った。そして私が最初にとった行動は新しいノートとメモ帳の購入だった。更にメモ帳は購入して一週間ほど経つが一枚も消費していない。


モノが少ないと快適に働ける: 書類の山から解放されるミニマリズム的整理術

モノが少ないと快適に働ける: 書類の山から解放されるミニマリズム的整理術

  • 作者: 土橋 正
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2014/02/21
  • メディア: 単行本



義母と戯れる春 [偽善者の日記]

 夜中に足がつった。

 奈良から妻の手伝いに来ている義母とのコミュニケーション活性のため朝食の席で報告した。
「わたしもたまになりますのんや。塩分が不足してるんですわ。最近はなんでも減塩減塩でっしゃろ?体のミネラルが不足すると足がつったりするんです。良い天然の塩をひとつまみ舐めるとならんようになります」
「ああ、それ聞いたことがあります。天然塩かぁ・・・こんなのを食べてもダメですよね?使ってるのはきっと精製塩だろうし」
 食卓に並ぶ塩がたっぷりまぶしてある塩昆布を指さす。
「何だっていいんですよ。ちょっと塩分をとれば」
「いやミネラル豊富な天然塩がいいんじゃ・・・」
「もう、パキさんは理屈っぽいですな。Na!ナトリウムを取ればいいんです!」
「ミネラルが無くなってますよ。さらに最初に理屈をこねたのも、今こねてるのもお義母さんなんですけど・・・」
 とりえずコミュニケーションの量はかせいだ。

この前の義母
>>義母と戯れる秋


末娘が茂木先生に似ている [偽善者の日記]


僕たちは美しく生きていけるのだろうか。

僕たちは美しく生きていけるのだろうか。

  • 作者: 茂木 健一郎
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2011/09/08
  • メディア: 単行本


 私の中で脳科学者といえば茂木先生。メディアで見かけた当初、脳科学という分野を研究している学者は茂木先生しかいないものと勘違いしていた人も多いだろう。
 ところで脳科学については「アハ」以外の知識が一切ない。合コンネタの準備も不要なステータスになり、特に知識を深めたい対象ではなかった。にも関わらず本書を読んでしまったのは「はじめに」で語られる尾崎豊を熱唱する茂木先生になんとなく共感してしまったのだろう。
 中身は美を学術的に論じる一方で、茂木先生が若かかりし頃感じた思いを美という観点でとらえ直すエッセイ的な文章が混ざる。そのエッセイ的な文章に使われるエピソードがいい。
 講師をしていた予備校近くの汚いラーメン屋と気の良さそうなおかみさんのいる寿司屋を語る節。「はじめに」で語られた成長にともなう友人達の変化。その時点では何の感慨もない出来事でも今その時間へ記憶をたどると、全てのものは皆美しい。そんな気持ちにさせられる。
 一冊まるごとをこの形式を貫いてくれたら、私好みの本になっていただろう。

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